ジャニー喜多川の性加害問題は日本人全員が「共犯者」である
その一方、ネット上で「メディアの責任」を声高に訴えている方々には、こう聞きたい。
「あなたは何かしてきたんですか?」
と。ジャニー喜多川の性暴力については1999年、週刊文春が大々的にキャンペーン報道を行ったことで、広く世に知られるようになった。同時期にインターネットの普及も進み、近年は「暗黙の了解」としてもはや誰もが知る話となっていた。
それでも、社会は変わらなかった。なぜなら日本人の多くが大して関心を持たず、深刻に捉えなかったからだ。
ジャニーズタレントに対し活躍の場を提供しているのがテレビをはじめとする大手メディアだとしたら、私たちは観客席でジャニー喜多川と視線を共有し、一緒になって舞台をうっとりと眺めていた。性的虐待の話は知ってはいたけれど、まあいいかで済ませて、本気で問題視する人はほとんどいなかった。メディアの報道姿勢と読者・視聴者の問題意識は、表裏一体の関係にある。おかしいと声をあげる人がもっと多くいれば、メディアの対応も違っていたはずだ。
大手メディアがジャニー喜多川の共犯者だとしたら、私たち観客もまた、共犯者だった。少なくとも、知っていて何もしなかった傍観者である。その意味で、ジャニー喜多川の性加害問題を語る時に、後ろめたさを微塵も感じない日本人は一人もいないはずだ。私自身、深く考えずに彼らを応援していたことを、今では少し恥ずかしく思っている。
※ソースより一部抜粋
https://www.newsweekjapan.jp/nishitani/2023/05/post-5_2.php
ネット上のコメント
俺も共犯だったのか
え?なんで?
マスコミの責任逃れ
なんで日本人だけなんだ?
意味わからん
理不尽過ぎて草
コメント